「Moto G6」「Moto E5」シリーズ6機種は何が違う?できるだけシンプルにまとめてみた

4月19日に、Motorolaの2018年モデル「Moto G6」シリーズ3機種と「Moto E5」シリーズが発表されました。ローエンド~ミドルレンジだけで6機種も一斉に登場するという事態に困惑している方、どれを選べば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。


この記事では少しでも分かりやすくするために各機種の違いだけをポイントごとにまとめています。機種ごとのスペックや仕様を確認しておきたい方は以下の記事も合わせてご覧ください。

「Moto G6」シリーズ3機種が正式発表。199ドルから

エントリーモデル「Moto E5」シリーズ3機種が正式発表

スペックの違い


例年ならミドルレンジのMoto GラインとローエンドのMoto Eラインには相応のスペックの違いがありましたが、2018年モデルはG6/E5シリーズのどちらも全機種がSnapdragonを採用しており、差がかなり小さくなっています。

ざっくり言えば、上位機種の「Moto X4」と同じSnapdragon 630を採用する「Moto G6 Plus」を除く5機種にはあまり大きな基本性能の違いは無いと考えても良いでしょう。

G6 Plus以外の5機種はいずれも400番台のSnapdragon 425/427/450を採用しており、仕向地ごとのRAM/ROM容量の違いに加えて、「Moto E5 Play」のように同一機種内で別SoCを搭載するバリエーションがある機種もあるので序列をつけるのは難しいです。E5シリーズの上位モデル「Moto E5 Plus」とG6シリーズの下位モデル「Moto G6 Play」のスペックが逆転するケースもあり、性能面ではシリーズの違いにとらわれずに考えた方が良いかもしれません。

繰り返しになりますが、G6 Plus以外の5機種のスペックはほぼ横並び。性能で選ぶならMoto G6 Plusでしょう。

サイズの違い


大容量バッテリーが売りの機種をいくつか含んでいるということもあり、本体のサイズや重量では多少はっきりとした違いがあります。6機種のサイズと重量は以下の通りです。


・Moto G6 Plus:160 × 75.5 × 8.0mm / 167g
・Moto G6:153.8 × 72.3 × 8.3mm / 167g
・Moto G6 Play:155.4 × 72.2 × 9.1mm / 180g
・Moto E5 Plus:161.9 x 75.3 x 9.35mm / 200g
・Moto E5:154.4 × 72.2 × 8.95mm / 174g
・Moto E5 Play:151 × 74 × 8.85mm / 150g


操作性への影響が大きい本体の幅や厚さで見ると、サイズ的に扱いやすそうなのはG6とE5あたりでしょうか。重量的にはE5 Playが最も軽いです(全体的に重い気はしますが……)。

大きい機種や重い機種は、裏を返せば大型ディスプレイや大容量バッテリーを搭載している機種でもあります。バッテリー容量で選ぶなら5,000mAhのE5 Plusでしょう。次点でG6 PlayとE5が4,000mAhのバッテリーを搭載。残りの3機種は3,000mAh前後です。

ディスプレイの違い


ディスプレイサイズや解像度の違いはどうなっているでしょうか。各機種の仕様は以下の通りです。


・Moto G6 Plus:5.9インチ 2,160×1,080(FHD+)
・Moto G6:5.7インチ 2,160×1,080(FHD+)
・Moto G6 Play:5.7インチ 1,440×720(HD+)
・Moto E5 Plus:6インチ 1,440×720(HD+)
・Moto E5:5.7インチ 1,440×720(HD+)
・Moto E5 Play:5.2インチ 1,280×720(HD)


ディスプレイの仕様は良い具合にばらけていますね。画面の大きさで選ぶならE5 Plus(6インチ)またはG6 Plus(5.9インチ)解像度で選ぶならG6 Plus / G6(FHD+)でしょう。

E5 Play以外の5機種は18:9ワイドディスプレイを採用、E5 Playのみ従来の16:9です。ただし、E5 PlayだけがIPS液晶と明記されていないことから、“エントリーモデルらしい”品質の液晶を採用している可能性もあり、「どうしても16:9がいいんだ」というこだわりでE5 Playを選ぶのは少し様子見した方が良いかもしれません。

カメラの違い


カメラに関してはイメージセンサーの画素数などの数値的な仕様にはあまり違いがなく、実際の作例が出てこないことには優劣が分かりにくいところもあります。仕様から読み取れることとしては、G6とG6 Plusはデュアルカメラとなっているのが特徴です。

E5 Plusも一見デュアルカメラのように見えるデザインですが、こちらのカメラの隣に配置されているのはレーザーオートフォーカス用のセンサーです。

デザインの違い


6機種のデザインは一見どれも似たり寄ったりな印象ですが、よく見ると3パターンのデザインがあるのが分かります。

まず、下位モデルのE5 PlayとE5は樹脂製の筐体。背面などは少し「Moto C」シリーズに近い雰囲気でしょうか。指紋センサーは背面に搭載されています。

E5 PlusとG6 Playは「Moto X4」風のカメラ周りの装飾と背面ガラスで、同じくMotorolaロゴ入りの背面指紋センサーを搭載。G6とG6 Plusは指紋センサーが前面にあります。

E5 / E5 Playを除いた4機種のデザインは特に似ているものの、好みの分かれやすい指紋センサーの位置の違いが選べるのは悪くないのではないかと思います。

販売地域の違い


ここまでは、「Moto G6・E5シリーズの6機種を比較検討するならどこを見れば良いか」という話をしてきましたが、海外通販サイトでの購入を予定している場合などの例外を除けば、実際にはこのような複雑で悩ましい比較をする必要はないと私は考えています。

その理由は、現時点での動向を見る限り、基本的に6機種すべてが投入される販売地域は無いためです。

例えば、イギリスで発売が予定されているのはG6 Plus / G6 Playの2機種のみ。アメリカで発売されるのはG6 / G6 Play / E5 Plus / E5 Playの4機種。好調なブラジル市場にすら全機種は投入されず、E5 Playを除いた5機種となっています。

闇雲にすべての機種をすべての地域で売り出しているわけではなく、ある程度その地域で売れている機種の傾向や求められる性能・機能を考慮して機種を絞っているのが伺えます。

日本での発売時にどの機種がラインナップされるのかはまだ分かりませんが、考えるのはそれが明らかになるのを待ってからでも遅くないでしょう。

まとめ

各機種の違いを踏まえた大まかな選び方としては、性能重視ならG6 Plus、扱いやすいサイズ重視ならG6、大画面派ならG6 Plus / E5 Plus、高精細なフルHDディスプレイやデュアルカメラが必要ならG6 / G6 Plusが適していると考えられます。

G6 Plusを選んでおけば間違いないのかな?と思う一方、かつてを知るファンとしてはG6 Play以下の4機種に採用されている「指紋センサーを兼ねたMotorolaロゴ」という数年越しに実現されたアイデアに惹かれるところもあり迷いますね。

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