Motorola端末のソフトウェアチャネルについて

Motorola端末の電話情報を見ると、「retgb」「reteu」など5文字程度の文字列が記されています。この意味・読み方を解説します。

何を表しているの?


「XT1092」「XT1635-03」などの型番が分かれば、その端末がどの機種のどのモデルかを判別できます。

これだけでも対応バンドなどのスペックは分かるので一般的には事足りることが多いのですが、同じモデルの中でも販売している国や地域によって仕様の違い(例:技適表示の有無、アップデートの時期など)があることもあります。

先に挙げた「retgb」などのソフトウェアチャネルが読み取れれば、「どの国・地域の、どんな販路のモデルか」が分かるので、より詳しくその端末の情報を調べることができるのです。

どこに書かれているの?

「設定」→「電話情報」を開いてください。
ここまでは多くの機種で同じです。


(例:Moto Z Play, XT1650-02)
最近の機種であれば、上のように「ソフトウェアチャネル(Software Channel)」という項目が用意されています。
ここでは「retapac」というのがそうです。

専用の項目が出来て見やすくなったのはかなり最近のことなので、項目が無い機種ももちろんあります。

(例:Moto X 2nd, XT1097)
その場合は、上のようにシステムバージョンの表示の中に含まれている文字列がソフトウェアチャネルです。
この例だと「tefla」ですね。

少々分かりにくいですがよく出てくる文字列は大体決まっているので、Motorola端末に慣れてくればこの従来の形式でもすぐにどこの地域向けの端末か分かるようになります。

表記の規則

例として、先ほど出てきた「retapac」の場合で説明しましょう。
最近の日本向けSIMフリー機も多くがこのチャネルですね。

「retapac」「Retail Asia Pacific」という意味です。

前半の「ret」がリテール版、分かりやすく言えばキャリア版ではない一般販売されている物であることを表しています。
後半の「apac」はアジア太平洋地域向けのモデルを意味しています。

つまり、前半がキャリアなど、後半が国や地域という2つの内容に分かれているのです。

もし見たことのない記号が書かれていても後ろを見れば地域だけは分かるとも言えます。

例外

すべての端末がこの規則に従ったソフトウェアチャネルの表記をされているわけではありません。

例えば、Verizon向け端末の場合はシステムバージョンにこのような「キャリア名の略+国」の文字列は入っておらず、単純に「verizon」とそのままキャリア名が含まれています。

実際に使われているコードの一覧

参考までに、実際に使われているコードの一覧も掲載しておきます。
私の知る限りの物を掲載していますが、すべてではありませんのでご了承ください。

もしこれ以外に当てはまる端末を持っている方などがいらっしゃいましたら、コメントなどでお教えいただけますと非常に助かります。

キャリア

ret = Retail
(※キャリアを通さず販売される多くの端末がこれに当てはまります)

ora = Orange
o2 = O2

nii = Nextel
tef = Telefonica
(※傘下のMovistarなども同表記)
mst = Movistar
(※tefではなくこちらが使われている場合があります)
amx = America Movil
(※傘下のClaroなども同表記)
tim = TIM
oi = Oi
ent = Entel
per = Personal

国・地域

各国・地域ごとのコードもありますが、apacやlaなど広い地域を表すコードもあり、どちらが使われるかは機種によって異なる場合があります。

eu = EU
gb = イギリス
de = ドイツ
es = スペイン

apac = アジア太平洋地域
asia = アジア地域
in = インド
(※地域は異なりますがinではなくeuのモデルが提供されることも多いです)
cn = 中国

us = アメリカ
ca = カナダ

la = ラテンアメリカ地域
pr = プエルトリコ
cl = チリ
br = ブラジル
pe = ペルー
co = コロンビア
ar = アルゼンチン

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