Moto X 2ndのディスプレイを交換する

Moto X 2ndの修理記録です。
今回はディスプレイ・デジタイザの交換方法を紹介します。


※端末の分解やユーザーによる修理はメーカーの保証対象外となる行為であり、本記事はこれを推奨するものではありません。また、本記事の内容を参考にされた場合の損害などについて当方は一切の責任を負いません。

今回の作業内容


ガラスが割れてしまった、有機ELの焼き付きが気になる、など理由は色々あると思いますが、今回はディスプレイの交換についてです。

特にフロントガラスが割れてしまった場合に関係してくるのですが、先に前提となる話をしておきたいと思います。


eBayなどで部品を探してみると、前者のようなフロントガラスだけのものが500円くらい、後者のようなフロントガラス・デジタイザ・有機ELディスプレイが一式組まれたものは1万円以上します(2017/5時点)。

割れた部分・傷ついた部分だけを交換したいという気持ちもよく分かりますが、基本的に2枚目のようなディスプレイASSYの状態より先に分解するのはおすすめできません。

非常に整備性が良い作りになっているMoto X 2ndとはいえ、ガラスの分離は難易度が高く場合によっては危険も伴いますので。

ここでは、組み立て済みのディスプレイユニットを使う場合の作業手順を紹介します。

使用した道具


・T3トルクスドライバー
・SIMピン
・ピック

以上の3点は必須です。
写真にあるようなSpudger、ヘラ、ピンセットなどももしあれば効率よく作業できるでしょう。

作業の記録

1.SIMトレイを外す


まずはSIMトレイを抜いておきます。通常通りピンを使って開けるだけで大丈夫です。

2.リアカバーを外す


1番でSIMトレイを外した後の空洞に、斜めに小さな穴が空いています。
ここにSIMピンを差し込むと、リアカバーが浮き少し隙間ができます。


隙間ができたらピックや使わないカードなど薄い物を入れてテープを剥がしていきましょう。簡単にリアカバーが外れます。

3.コネクタ(2つ)を外す



本体左上のコネクタは、黒いカバーを取ってから外します。
ロックなどはないので引き上げるだけで抜けます。



右下も同様に黒いカバーを取ってから引き上げます。

4.黒いネジ(18本)を外す


本体の外側を一周するように黒いネジが並んでいるので、これをT3トルクスドライバーで外してください。全部で18本あります。

5.2つに開く


(別の作業と同時に撮影した関係で、関係ないパーツも外れていますがここまで紹介したものだけで結構です)

ここまでの作業に漏れが無ければ、画面部分とフレーム部分の2つに大きく分けることができるようになっているはずです。

ここからは、写真左側の画面部分だけ使うので画面部分は安全なところに置いておいてください。

6.ディスプレイのコネクタを外す


コネクタを抜く前にロックを外します。
非常に細かいので分かりにくいのですが、青い棒で指しているあたりにある細長い黒いパーツは引き起こせるようになっているので、まず上げておきます。


すると、ディスプレイを基板に繋いでいるケーブルを抜けるようになります。
固いですが、表面に段差を付けてあるので(写真内では右側から)そこを棒などで押してやると外しやすいです。

7.デジタイザのコネクタを外す


(ブレてますね…)
青い棒で指しているあたりがデジタイザのコネクタです。


こちらも同様にロックされているので、まずは黒い小さな蓋を起こしてからケーブルを抜きましょう。


一見どこまでがリボンケーブルなのか分かりにくいですが、このように基板から剥がせます。この後の作業で邪魔になるので予めカードやヘラなどを使って剥がしておきましょう。

8.メインボードを外す

今はディスプレイユニットの上にメイン基板が乗っているだけの状態なので、これを外します。


上側2ヶ所、下側1ヶ所のツメが引っかかるような形で固定されていて、外すのは右下(micro USB端子の隣あたり)からです。


先に外したケーブルが引っかからないよう気を付けて基板を外してください。

9.(必要があれば)スピーカーグリルを移植する

ここでは他の本体から取り外したディスプレイと交換したので必要ありませんでしたが、ディスプレイASSYを購入した場合は大抵上下のスピーカーグリルは付いていないため古いディスプレイから移植する必要があります。

簡単に方法だけ説明しておきますと、ディスプレイの裏側からスピーカーのフォームを剥がし(再利用不可)、グリルのパーツを押し出すと取り外せます。
新しいディスプレイへの取り付けは表から押し込むだけです。

10.分解完了

これでディスプレイの取り外しは完了です。
逆の手順でディスプレイに基板を乗せて組み立て、動作確認してください。
お疲れ様でした!

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