Moto X 2ndのフレームを交換する

Moto X 2ndの修理記録です。
今回はフレームを新品に交換する作業を行いました。


※端末の分解やユーザーによる修理はメーカーの保証対象外となる行為であり、本記事はこれを推奨するものではありません。また、本記事の内容を参考にされた場合の損害などについて当方は一切の責任を負いません。

今回の作業内容


私が現在使用しているMoto X 2ndは中古で購入したもので、購入時から側面に目立つ傷が多数あり気になっていました。
今回はこの側面のフレームを新品に交換したいと思います。


側面と書きましたが、実際にはリアカバーの下まで繋がった大きなパーツで、この上に取り付けられているパーツもいくつかあります。
それらを新しく用意したフレームに移設することも含めた作業となります。

今回はXT1092を部品交換しますが、他型番のMoto X 2ndでも同様の手順です。

使用した道具


・SIMピン
・T3トルクスドライバー
・ピンセット
・ピック
・(もしあれば)プラスチックのヘラ

写真内にはありませんがSIMピンも合わせてご用意ください。
最後の2つは携帯分解用のツールを使用していますが、他の物でも代用可能です。

ピックは両面テープで固定されている所を剥がすために使います。先が薄くて丈夫ならばOKなので、不要なテレホンカードやポイントカード(紙製はNG)などがあればそちらも使えます。

細かいコネクタの付け外しがあるのでヘラやSpudgerなどがあると便利です。

作業の記録(分解編)

1.SIMトレイを外す


まずSIMカードトレイを抜きます。ここは通常の使用時と同じで、付属のSIMピンを使って開けるだけです。

2.リアカバーを剥がす

次にリアカバーを外します。こちらは両面テープで固定されているのですが、Moto X 2ndの場合ほぼ隙間なくフレームに囲まれているのでそのままでは道具を差し込むスタート地点がありません。


先にSIMトレイを外すのはこのためで、覗き込むと小さな穴が1つ空いており、ここにSIMピンを入れるとリアカバーを押し上げられるようになっています。


リアカバーをSIMピンで浮かせた後はピックやカードなどを隙間に差し込んでリアカバーの周りをスライドさせましょう。両面テープが剥がれ、リアカバーが取れるようになります。

3.ゴムカバー(2ヶ所)を外す



リアカバーを剥がすとだいぶ中身が見えてくると思いますが、まずは左上(カメラの隣)と右下にある黒いゴムのパーツを外します。
細かいパーツなので失くさないように取っておきましょう。

4.コネクタ(2ヶ所)を外す

3番で外したゴムカバーの下に、オレンジのフレキシブルケーブルが見えていると思います。2ヶ所ともこれを外しましょう。


(写真は左上)
ここは上から差し込んであるだけなので、間に先の細い物を入れれば簡単に外れます。
もう1ヶ所(右下)も、コネクタの形状は違いますが同様に外せます。

5.黒いネジ(18ヶ所)を外す


本体の外周に黒いネジが多数並んでいると思います。これをT3トルクスドライバーで外しましょう。

中央(Motorolaロゴの周り)にも同じサイズの銀のネジが3ヶ所ありますが、ここはまだ外しません。
黒いネジだけを全部で18本外せたことを確認して次に進んでください。

6.2つに開く


ネジを外し終わると本体を「ディスプレイ(ガラス)の部分」と「フレーム(アルミ)の部分」の2つに分解することができます。


ディスプレイや基板がセットされたこちら側のパーツは、今回の作業ではこれ以上分解しないので置いておきましょう。

作業の記録(移植編)

続いて、旧フレームから新フレームに、フレームに取り付けられている部品を移していきます。

この項目に関しては、新しいフレームの入手方法や購入先によって、新しいフレームに付いている部品・付いていない部品がそれぞれ異なるかと思いますので必要な物だけ移植してください。

今回は、Motorolaロゴ・フレキシブルケーブル・バッテリー・カメラカバーを移植しました。
場合によってはこの他にボタンの移植なども必要かと思います。

※見やすいように、ここでは旧フレームは黒、新フレームは白を使用しています。

7.ロゴを外す


ロゴを取り外す場合は、まずロゴの周りにある銀色のネジ(3ヶ所)をT3トルクスドライバーで外します。


この部分には両面テープも使われているので、ネジを抜いた後は薄い道具を隙間に差し込んで剥がしてください。
ロゴの部分とリング状のパーツが2つ、合計3つのパーツが取れるはずです。

8.フレキシブルケーブルを外す

移植するケーブルをフレームから剥がす前に、まずコネクタが1ヶ所あるので抜いておきましょう。


(写真内の一番下のケーブルが抜いたものです)
4番で出てきた物とは異なり、こちらはそのまま引っ張ってはいけません。
白い蓋のようなパーツがあるので細い棒などで起こしてから抜いてください。


(再利用する場合は)「E」のような形をしたフレキシブルケーブルをフレームから剥がします。
下の緑の小さな基板はバッテリーに貼り付けられているので、ケーブルを再利用しない場合もそこだけは剥がしておいてください。

9.バッテリーを外す


「PULL TO REMOVE BATTERY」と書かれたタブが左右に出ています。これを2本とも引っ張ってください。
フレームとバッテリーを貼り付けている両面テープが抜けます。


バッテリーのコネクタやバッテリー上に付いているパーツはここまでに書いた作業で既に外しているので、この両面テープが剥がれればフレームからバッテリーが外れるはずです。

10.カメラカバーを外す


外側から見えているパーツなので一見そのまま外せそうにも見えますが、一度裏返します。


中央に見えるオレンジ色のフィルムを剥がします。


その下にある爪(写真内の黒い棒で指している部分です)を棒で押すとカメラカバーが外れます。

剥がしたオレンジ色のフィルムはおそらく金属部品との接触からバッテリーを保護するための物と思われるので、もし今回本体から外したフレームを今後使うようであれば貼り直しておいてください。


取り外しの作業で汚れていないかチェックしておきましょう、裏面に指紋やホコリが付いてしまっていると再度分解するまでは清掃できません。


11.カメラカバーを取り付ける

ここからは新しいフレームに部品を取り付ける作業です。


10番で外したカメラカバーを取り付けます。
上側を差し込んでから下側を押すと簡単に固定できます。

12.バッテリーを取り付ける


9番で外したバッテリーを取り付けます。
フレームの形に合わせて置くだけなので特に難しくはないでしょう。

バッテリーが浮いていると後の工程で基板と当たってしまいうまく閉じられないので、しっかり固定しておくと良いです。

13.フレキシブルケーブルを取り付ける


8番で外したケーブルを取り付けます。おそらくケーブル部分は粘着力がかなり落ちてしまっていると思いますが、他の部品で押さえられるため抜けてしまうことは考えにくいパーツですしさほど問題にはならないのではないでしょうか。

「E」形の部分の右下にある緑色の小さな基板はフレーム下に見えているバッテリーに貼り付けます。


ボタンのそばから伸びているもう1本のフレキシブルケーブルを繋ぎます。

14.ロゴを取り付ける

7番で外したMotorolaロゴ周辺のパーツ(3つ)を取り付けます。


まずロゴの部品を置き、その上にリング上のパーツを置きます。
この時、「E」型のケーブルの真ん中の棒がロゴに重なると思いますが、ケーブルがロゴの下になるように入れてください。


次に銀色の金具を上から置き、ネジ(3ヶ所)を締めます。

(再利用している場合)この金具は非常に薄く柔らかい上に両面テープで固定されているので、取り外す時にかなりの確率で歪んでしまっていると思います。
これが逆方向に反っているとリアカバーが浮いてしまうので取り付ける前に確認・調整しておくと良いでしょう。

作業の記録(組立編)

分解編の逆の手順で行えば良いだけですが、念のため記しておきます。

15.ディスプレイ・基板などを取り付ける


新しいフレームに、6番で外したディスプレイ・基板などのセットをはめ込みます。
その後、5番で外した黒いネジを締めてください(18ヶ所)。

16.コネクタとカバー(2ヶ所)を取り付ける



まず、4番で外した2ヶ所のケーブルを繋ぎます。こちらは上から押し込むだけで大丈夫です。

正しく動作しなかった場合の参考に書いておくと、左上は側面ボタン、右下はバッテリーの配線です。



ケーブルを繋いだら、その上に3番で外したゴムカバーを取り付けます。

17.動作確認


リアカバーを貼り付けてしまう前に動作確認しておくのが楽でしょう。

18.リアカバーを取り付ける


最後に浮きがないようにリアカバーを取り付けます。

両面テープで貼ってあるだけなので再利用できるか心配な方もいらっしゃるかと思いますが、接着面積が大きいためかフレームとの隙間がほとんどないためか、雑に開けなければ1回剥がした程度では問題なく使える印象です。

19.完成!


異常が無ければこれで作業終了です。お疲れ様でした!

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